ナ軍 ワース「イバネスのことが頭をよぎった」粘り続けてサヨナラ弾

[ 2012年10月12日 09:18 ]

カージナルス戦の9回、左中間にサヨナラ本塁打を放つナショナルズのワース=ナショナルズ・パーク(UPI=共同)

ナ・リーグ地区シリーズ第4戦 ナショナルズ2―1カージナルス

(10月11日 ワシントン)
 こう着状態の試合を一発で決めたのがナショナルズの1番打者、ワースだった。

 2球で2ストライクと追い込まれてからが見せ場。6球続けてファウルを打ち、フルカウントまで持ち込んだ。「(10日にサヨナラ本塁打を打ったヤンキースの)イバネスのことが頭をよぎった」というワースは、真ん中に来た甘い球を見逃さなかった。
 
 レギュラーシーズンわずか5本塁打の男が打った打球は左翼へ一直線。79年ぶりのプレーオフが行なわれているワシントンの観衆は総立ちになり、歓喜の声を上げた。

 崖っぷちに追い込まれながら、本塁打2本で息を吹き返したナショナルズ・ジョンソン監督は「ワースはすごい男だ。投手に球を多く投げさせることができる。信じられない。明日の試合は面白い試合になる」と興奮。ヒーローとなったワースも「あと1試合で全てが決まる。いい流れになってきた」。2試合続けて大敗したショックは、劇的な一発で払しょくされた。

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2012年10月12日のニュース