山本監督 阿部に“三役”期待!WBC初の主将指名へ

[ 2012年10月12日 06:00 ]

右足を上げて打撃練習する阿部

 来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの山本浩二監督(65)が、主将に巨人・阿部慎之助捕手(33)を指名することが11日、分かった。3大会目で初の主将職となる。

 この日、都内で取材に応じた山本監督は主将を置く意向を示し、意中の人物がいることを明かした。その上で「誰かは言わないけど、(コーチ陣と)話をしてから直接、本人に電話すると思う」と語った。具体名こそ明かさなかったが、意中の人物は巨人の阿部だ。

 山本監督は数年来、日本テレビの解説者として巨人戦を定期的に観戦。阿部とはグラウンド上で交流があり、プレーや性格まで熟知している。08年の北京五輪では守備走塁コーチとして一緒に戦った経験もある。阿部は09年のWBCでも日本代表入り。山本監督はその豊富な国際大会経験から日本人メジャー選手も含めた侍ジャパンのまとめ役になれると判断した。

 阿部は今季、独走優勝した巨人で主将、4番、正捕手の一人三役をこなし、自身初のタイトルとなる首位打者と打点王を獲得。山本監督は阿部を侍ジャパンでも主将に加え、4番と正捕手も任せてチームの大黒柱に据える意向を持っている。

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2012年10月12日のニュース