小久保の“ガチで来い”に応えた 西「どう喜んでいいのか」

[ 2012年10月8日 17:56 ]

9回、ソフトバンク・松田(奥)を遊ゴロに打ち取り、ノーヒットノーランを達成したオリックス・西

パ・リーグ オリックス3―0ソフトバンク

(10月8日 ヤフーD)
 オリックスの4年目右腕・西がソフトバンクを相手にノーヒットノーランを達成した。許した走者は5回の四球の1人だけ。キレのある直球に変化球を織り交ぜ、丁寧にコースをつく投球で打者28人から9三振を奪い、プロ野球史上76人目の快挙を成し遂げた。

 最後の打者・松田を遊ゴロに打ち取ると、喜びと戸惑いが入り混じった複雑な表情を浮かべた。ソフトバンク・小久保の引退試合でもある今季最終戦での快挙に「どう喜んでいいのか。誰も(達成すると)思っていなかったと思う」とコメント。「新聞に『ガチで来い』と書いてあったので」と、小久保が前日に「直球だけとかはやめてほしい」とコメントしたことを受けて真剣勝負を挑み、2回はスライダーで二飛、5回は直球で一飛、7回は直球で遊ゴロに打ち取った。

 完封もプロでは初という21歳。「完封は狙っていたが、安打を打たれなかったのは光さんのおかげ」と女房役の伊藤に感謝していた。

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