阪神 脱貧打へ“イチロー育ての親”河村健一郎氏招へい

[ 2012年10月7日 06:00 ]

 阪神が来季の2軍打撃コーチとして、「イチローの育ての親」として知られる河村健一郎氏(64)を招へいしていることが6日、分かった。河村氏は92~94年にオリックスの2軍打撃コーチを務め、イチロー(現ヤンキース)と二人三脚で「振り子打法」をつくり上げたことで有名。その後は巨人、中日でコーチを歴任し、04年にオリックスの1軍打撃コーチに復帰。05年からは野球解説者を務めていた。

 阪神は金本、城島が相次いで現役を引退し、チームは主軸打者の育成が急務となっている。ドラフト1位の伊藤隼、中谷、西田と2軍には好素材が控えているものの、1軍レベルには至っていない。河村氏の就任が決まれば、「虎のイチロー」育成に期待がかかる。

 ◆河村 健一郎(かわむら・けんいちろう)1948年(昭23)2月26日、山口県生まれの64歳。山口桜ケ丘―芝浦工大―日本石油を経て、71年ドラフト外で阪急入団。現役時代は捕手で、通算成績は632試合で打率・267、49本塁打、190打点。82年の引退後は83~94年阪急・オリックス、95~97年巨人、03年中日、04年オリックスでコーチを務める。右投げ右打ち。

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2012年10月7日のニュース