WBC 山本浩二監督 10日に誕生 明言避けるも「察して、ねっ」

[ 2012年10月2日 06:41 ]

報道陣への対応を終え、自宅に戻る山本浩二氏

 来春の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの監督として、元広島監督の山本浩二氏(65=野球解説者)の就任が1日、決定的となった。加藤良三コミッショナー(71)が近日中に就任要請を行い、10日に正式発表される。

 この日行われた12球団の実行委員会ではWBCに臨む侍ジャパンの監督を12球団としてサポートする方針を確認。加藤コミッショナーは具体名こそ出さなかったが「手続きを鋭意進めている最中」と監督選考が最終段階であることを明言した。

 ソフトバンク・秋山監督が就任の打診を固辞したことで、球界OBも含めて幅広く再考した結果、広島監督としてリーグ優勝経験があり、08年の北京五輪でも守備走塁コーチを務め、12球団を一つにまとめられる山本氏に白羽の矢が立った。

 11月には強化試合のキューバ戦が控えており、時間的な猶予はない。今後について、山本氏は「時期が時期ということを考えてくれ。察して、ねっ。一言も二言も言いづらいわけやから」と明言は避けたが、10日の就任会見を前に水面下では組閣とともに選手選考も着々と進められている。

続きを表示

2012年10月2日のニュース