城島 最初も最後も中前打「野球人として悔いはない」

[ 2012年9月29日 17:53 ]

引退試合となるウエスタン・リーグのオリックス戦に捕手で先発出場し、ホームベースに手を触れる阪神・城島

 阪神の城島が29日、西宮市の鳴尾浜球場で引退試合となるウエスタン・リーグのオリックス戦に「3番・捕手」で先発出場した。

 初回、無死一、二塁で中前適時打を放った城島。「プロ初安打も中前だった」と感慨深げだった。この打席を最後に退いた城島は、愛息らから花束を贈られ、藤川らが音頭を取り、7度も宙に舞ってグラウンドを去った。

 2軍戦では異例の1717人の観衆。初回の投球練習では、ファンサービスとばかり、座ったままでの体勢で二塁送球を披露した。「この景色が自分がやってきた景色だなとあらためて思った。野球人として悔いはない。胸を張ってユニホームを脱ぐ」と18年間のプロ人生に別れを告げた。

 実績ある城島クラスの選手がファームで引退試合を行なうのは異例。和田監督は29日の広島戦(甲子園)で1軍昇格させ、捕手として引退試合をと打診したが、城島が固辞した。

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