天谷サヨナラ打 巨人の守護神つるべ打ちで土壇場逆転

[ 2012年9月27日 21:14 ]

9回、逆転サヨナラ勝ちとなる右前打を放ち、チームメートから祝福される広島・天谷(中央)

セ・リーグ 広島2-1巨人

(9月27日 マツダ)
 広島は27日、巨人に逆転で今季4度目のサヨナラ勝利。零封負け寸前の9回裏に、天谷の一打で試合を決めた。

 1点を追う9回、マウンドには巨人の守護神・西村。1死走者無しからエルドレッドが11球粘って甘く入ってきたフォークを右前へ運ぶと、続く丸も8球見て四球を選ぶ。

 さらに今カードで2試合連続代打適時打を放っている代打・前田智も落ちないフォークを右前打として1死満塁。天谷も2ボール2ストライクから同じくど真ん中のフォークを右前へ打ち返すと、右翼の長野が後逸。一気に2人生還しサヨナラ勝ちを決めた。

 サヨナラの好機で結果を出した天谷は「エルドレッドもすごい粘って塁に出てくれて、丸も粘って粘って塁に出て、前田さんも手本みたいな打撃をしてくれて、いいイメージで打席に入ることができた」と好機を作ってくれたチームメートに感謝。順位はほぼ4位で確定しているが「残り7試合全力で戦います」と誓った。

 約1カ月ぶりの連勝で10カードぶりの勝ち越しとなった広島の野村監督は「最後の最後で打てたのは大きい。自信にしてほしい」と満足そうな口ぶりだった。

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