金本、代打で6号ソロ!歴代5位の通算4478塁打

[ 2012年9月27日 06:00 ]

<ヤ・神>9回、代打で右越えソロ本塁打を放つ金本

セ・リーグ 阪神4-10ヤクルト

(9月26日 神宮)
 さすが千両役者だ。阪神は9回に代打の金本が右翼席へ6号ソロ。「ヤクルトファンの拍手がうれしかった。こんな試合だからホームランが一番、お客さんにはね」と振り返った。

 通算4478塁打で古巣・広島の大先輩である衣笠祥雄を抜いて歴代単独5位。さらに通算打点でも崇拝する長嶋茂雄の1522にあと1と迫った。「それは超えられたらラッキーだね」。引き揚げる際もスタンドから万雷の声援を浴び、帽子を取って応じた。和田監督は「学ぶべきものが集約されている。生きた手本」と最敬礼。まだ、これだけの本塁打を放つ力を持ちながら「本当にやめるのか」と問われた希代の大打者は、「やめるよ、本当に」と笑った。鉄人の最終章は、残すところ7試合となった。

 ≪代打アーチ通算10本目≫金本(神)が昨季9月15日中日戦以来、通算10本目の代打本塁打。44歳5カ月での代打本塁打は野村(西)が80年6月15日阪急戦(44歳11カ月)、同年4月26日近鉄戦(44歳9カ月)でマークしたのに次ぐ歴代3位の高齢アーチ。セでは昨季金本自らの43歳5カ月を更新する最年長記録になった。また、40歳を過ぎてからの代打本塁打は5本目。こちらは若松(ヤ)、大島(日)の4本を抜く最多記録だ。

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2012年9月27日のニュース