WBC同組のキューバ“新スター”は25歳アブレウ

[ 2012年9月27日 06:00 ]

10年世界大学選手権で菅野から本塁打を放ったキューバの“新スター”アブレウ

第3回ワールド・ベースボール・クラシック

 キューバ野球委員会(CNB)は20日にWBCの第1次代表候補選手56人を発表し、国内合宿に入った。ビクトル・メサ監督ら首脳陣は10月20日から1カ月間、日本、台湾、イタリアとの国際試合や、11月25日開幕の国内リーグで代表メンバー28人を選考する。

 第2回大会から剛腕チャプマン(レッズ)や強打セスペデス(アスレチックス)らが亡命、大リーグ入りで抜けたが、国際野球連盟(IBAF)最新の世界ランクは1位。首脳陣は「他に目標などない」とWBC初優勝に照準を定めている。

 地元紙などによると、打線は前回も主軸を打ったグリエル弟、両打ちのセペダや99年から代表入りする38歳の捕手ペスタノの3選手が中心。国内リーグのシーズン最多本塁打記録(36本)を持つA・デスパイネも健在だ。新たなスターに25歳のアブレウがいる。10年の世界大学選手権(東京)では東海大・菅野から本塁打を放つなど、首位打者、ベストナイン。国内リーグでは10―11年シーズンで首位打者と本塁打王、昨季も首位打者を獲得している。

 投手は前回代表で抑えから先発に転向したV・ガルシアや、国内リーグで昨季ともに奪三振王のY・ペドロソ、O・デスパイネが中心となる。

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2012年9月27日のニュース