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「現場はむずかしい」秋山監督 WBC監督に難色

<オ・ソ>4安打初完封で7勝目をあげた武田(左)を迎えるソフトバンク・秋山監督

WBC監督人事
 来年3月の第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの監督の最有力候補に挙がっているソフトバンク・秋山幸二監督(50)は25日、「現場は難しい」と話し、球団の監督が代表監督を兼務することの難しさについて従来通りの姿勢を貫いた。王貞治コミッショナー特別顧問(72=ソフトバンク球団会長)は今月中に監督を決定したい意向を示しており、今後の動向が注目される。

 静かな口調にも、強い意志が感じられた。オリックス戦に備えて大阪へ移動する仙台空港で、秋山監督は自身が最有力候補に挙がっているWBC監督問題について言及した。

 「現場は難しい。俺は無理だと言ってるだろう。12球団の監督に聞いてみてくれ。みんな、口に出して言わないだけだよ」

 WBCの日本代表監督は06年は当時、ソフトバンクを率いていた王監督、09年は巨人・原監督と2大会連続で現役の監督が務め、連覇を達成した。秋山監督は今年3月10日の東日本大震災復興支援試合(対台湾代表、東京ドーム)の日本代表こそ指揮したものの、3連覇を目指す今大会については「(要請が)来ても受けない。現場は無理」と、終始一貫して受諾に否定的な発言を繰り返してきた。この背景には、チームの現場の最高責任者として、チームづくりの根幹となる春季キャンプ、さらに戦力を見極めるオープン戦期間の2月、3月にチームを離れるリスクを憂慮してのことだった。

 それだけに、秋山監督は「監督をやったことがない人が(監督選考を)やっているから、現場だっていう考え方になる」とも続けた。監督選考を一任されている加藤良三コミッショナーは今月18日に「(前回の)09年に比べても現役(監督)の重要性が認識されている局面と感じている」と発言。12球団の現役監督から選考する意向を明かしていた。

 その中で、秋山監督が球団の監督と代表監督の兼務は難しいとの見解をあらためて示したことで、局面は緊迫化してきた。王貞治コミッショナー特別顧問が9月中の監督決定を目指しているが、長期化する可能性も否定できない。早ければ、27日にも加藤コミッショナーから秋山監督に正式に就任要請される見込みだが、果たして翻意させられるのか。王貞治氏が第1回監督に就任した時と同様に、コミッショナーとソフトバンク・孫正義オーナーの間で緊急会談が行われる可能性もある。

 <過去のWBC監督決定の経緯>

 ☆06年第1回大会 05年9月12日、日本プロ野球組織(NPB)がソフトバンク・王貞治監督(当時)に文書で就任を要請。王監督は「今の段階ですぐには言えない」としたが、前向きな姿勢を見せた。16日には、日本プロ野球選手会がWBC参加を表明。王監督も「こちらとしても一歩前進」と話し、受諾を決意。22日に根来泰周コミッショナーとソフトバンク・孫正義オーナーが会談。この席で正式要請を受け、代表監督就任が決定した。

 ☆09年第2回大会 代表監督への負担を考慮して、8月下旬から現役監督以外で候補者選びをスタート。08年の北京五輪監督の星野仙一氏を本命としたが、メダル獲得を逃した手腕に疑問の声が続出。その後、王氏、野村克也氏らをメンバーとした「WBC体制検討会議」を設け、星野氏の就任が内定。しかし、球界内外から批判の声は消えず、08年10月22日に星野氏が自身のホームページで要請を固辞する意向を表明した。現役監督も含めた再検討が行われ、同28日に巨人・原辰徳監督への就任を要請。本人が快諾して決定。

[ 2012年9月26日 06:00 ]

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