１回２Ｋ！上原　劇勝呼ぶ好救援「ゼロでよかった」

＜レンジャーズ・アスレチックス＞７回に登板し、三者凡退に抑えたレンジャーズ・上原

ア・リーグ 　レンジャーズ５―４アスレチックス

（9月24日 アーリントン）
　レンジャーズの上原がサヨナラ勝ちへつなげる快投を見せた。２位アスレチックスとの４連戦初戦。２―４の７回に登板し、高めの速球で２つの空振り三振を奪うなど３人で仕留め、試合の流れをたぐり寄せた。

　「誰が抑えたから勝ったとか、そんなのは別に関係ないと思いますけど、無事にゼロで終わったのでよかった」

　淡々と振り返ったが、中７日の登板で劣勢ムードを振り払う気迫の投球だった。９月は４連投を含む８試合連続無失点で、６回を投げて１安打。ロン・ワシントン監督も「浩治がしっかり抑えてくれ、中継ぎがよく踏ん張った」と称えた。７回の右越え同点２ランに続き、９回１死満塁からのサヨナラ中前打を放ったＡ・ベルトレは「全員でつかんだ勝利。直接対決で負けられなかった」と一丸の勝利を強調した。

　２５日（日本時間２６日午前９時５分開始）のア軍戦に先発するダルビッシュで勝てば、レ軍に地区３連覇へのマジック３が点灯する。歓喜の瞬間は目前に迫っている。

　≪ダル、１７勝＆Ｍ３なるか≫ダルビッシュはこの日、強めのキャッチボールと短い距離のダッシュで最終調整を終えた。メジャー移籍後初の５連勝と１７勝目がかかる一戦だが、クラブハウスでも時折笑顔を見せるなど、リラックスムードだった。好調を持続している右腕にワシントン監督も「驚きはない。打者に集中しているし、本当に楽しんでいるように見える」と期待を寄せていた。