岡田監督退任発表…07年以来の10連敗「情けないよ」

[ 2012年9月23日 06:00 ]

<ロ・オ>ついに10連敗。試合終了を淡々と見つめるオリックス・岡田監督

パ・リーグ オリックス3-8ロッテ

(9月22日 QVC)
 オリックスは22日、岡田彰布監督(54)の退任を正式発表した。3年契約最終年の今季は最下位に低迷。村山良雄球団本部長(66)が同日ロッテ戦(QVCマリン)の試合後、千葉市内のホテルで本人に伝えた。10試合を残すが、岡田監督が最後まで指揮を執ることも確認された。

 村山本部長は21日に都内で宮内義彦オーナー(77)と会談。岡田監督の退任と現状について話し合った。18日の日本ハム戦でクライマックスシリーズ進出が完全消滅。この時点で指揮官は辞意を固めていた。同本部長によると、宮内オーナーは「結果に対しては残念。岡田監督にはチームに対する厳しさや、野球に取り組む姿勢を教えていただいた」と語ったという。同本部長自身も「次のステップに移るチームづくりに貢献してもらった」とねぎらいの言葉を発し、新監督の人選については「すべての試合が終わってから速やかに対処したい」と語った。

 試合はロッテに完敗して10連敗。チームは2007年以来、岡田監督にとっては阪神監督時代も含めて自身ワーストの数字となった。23日は引き分け以下なら09年以来の最下位が確定する。「もう淡々と消化しているように見える。情けないよ、見とって」と指揮官。11連敗となれば阪急時代の1959年以来の球団ワーストとなる。半世紀以上もなかった屈辱だけは避けたい。

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2012年9月23日のニュース