石川　２カ月半ぶり７勝目！ＣＳで胴上げのお返し誓う

＜巨・ヤ＞７勝目を挙げたヤクルト・石川は小川監督（左）と握手

セ・リーグ ヤクルト９－３巨人

（9月22日 東京Ｄ）
　遠ざかっていた白星をようやく手にした。ヤクルト・石川が７回１失点で７月４日の中日戦（神宮）以来の今季７勝目。「監督も我慢して使ってくれたので、本当に白星が欲しかった」とホッとした表情を浮かべた。

　８月は２軍降格も経験。登板間に走り込みの量を増やすなど試行錯誤を繰り返した。この日は１１安打を浴びたが、７回２死一、二塁で矢野を遊ゴロに仕留めるなど丁寧に両コーナーに投げ分けた。巨人がリーグ優勝を決めた前夜は自宅のテレビで観戦。胴上げの場面は悔しさのあまり、チャンネルを替えたという。４位・広島が敗れたため、ゲーム差は７に。「目の前で胴上げされて同じプロとして悔しい。またここで巨人とやりたい」と、ＣＳに向けて目の輝きを取り戻した左腕エースに、小川監督も「シーズン終盤に勝ちがついて良かった」と目を細めていた。

　▼ヤクルト・田中（３安打３打点の活躍。最近６試合で２５打数１５安打、打率・６００）少しずつ結果と内容が一致してきている。早くＣＳを決めたい。