ロシアで桑田氏が野球指導 出てこい次代のスタルヒン

[ 2012年9月19日 18:23 ]

19日、ロシア極東ハバロフスクで地元の少年少女に投球を披露する元巨人の桑田真澄氏

 巨人のエースとして活躍した元プロ野球選手の桑田真澄氏が19日、ロシア極東ハバロフスクで野球普及のための講習会に登場、地元の野球チームの少年少女が参加した。

 ロシアへの野球普及を目指すNPO法人「世界ベースボール普及協会」(伊藤元治代表)と地元の日本総領事館、ハバロフスク市の協力で桑田氏の指導が実現。講習会には桑田氏の大阪・PL学園高の後輩で元西武の野々垣武志氏も参加した。

 巨人時代の背番号18のユニホームを着た桑田氏は、ランニング、キャッチボールのほか、ゴロやフライの捕球法を指導し、自らノックバットも握った。鋭い変化球も交えた投球を披露すると少年らから歓声が上がった。

 ロシアで野球は競技人口が少ないマイナースポーツだが、桑田氏は「ロシアにはスタルヒンという偉大な投手がいた。ロシア人は手足も長く、パワーもある。練習を積み重ねれば必ずうまくなれる」と語りかけた。

 ハバロフスクの野球チームでエース投手のアンドレイ・ボロダトフ君(16)は「説明の仕方が上手でとても気に入った。これからの練習に取り入れたい」と満足そうに話した。(共同)

続きを表示

2012年9月19日のニュース