阿部の3ランで逆転!巨人とうとうマジック「1」に

[ 2012年9月19日 21:13 ]

4回巨人1死一、三塁、阿部が右翼ポール際に逆転3ランを放つ。投手大野

 首位の巨人が2位中日に3―2で勝ち、80勝に到達。優勝マジックを「1」として、21日のヤクルト戦で勝つか引き分ければ3年ぶりのリーグ優勝が決まる。負けても中日が阪神に敗れると、優勝となる。

 中日は今季4勝を挙げている大野が先発。一方、優勝マジックを3としている巨人は、ゴンザレスが8月1日以来のマウンドに上がった。

 初回、巨人は1死から藤村が中前打で出塁するが、2死後盗塁に失敗し、塁を進めることができなかった。その裏中日は、荒木がショートへの内野安打で出塁し、和田は右前打、ブランコが四球の1死満塁で井端が二ゴロ間に荒木が還り先制した。続く森野が四球を選び再び満塁も、野本は三振に倒れた。

 2回は、ともに走者を出すが無得点。3回はともに3者凡退。

 4回、巨人は長野が中前打と犠打で二進し、坂本が右前打で一死一、三塁。続く阿部が初球を右翼ポール際へ叩き込む25号3ランで逆転した。さらに、高橋由、矢野の安打で2死一、三塁としたが、加藤は投ゴロで追加点ならず。阿部は「最低でも外野フライという気持ちでいたので、最高の結果に自分でも驚いているよ。前の打席に高目のストレートに球威があり、簡単には打てないなと感じたので、目線を下げていった。ファウルにならなくて良かったよ」と喜んだ。

 その裏、中日は1死から野本が右前打で出塁も、谷繁は投ゴロ併殺に倒れた。

 5回から中日は大野に代わり田島がマウンドへ。先頭のゴンザレスを四球で歩かすが、長野を投ゴロ併殺に仕留めるなど無失点。その裏、中日は先頭の田島の代打、堂上剛が四球で出塁。だが大島が投ゴロ併殺と好機を生かせない。

 6回から中日は浅尾がマウンドへ。1死から阿部を四球で出すが、高橋由、村田を封じた。その裏、中日はブランコがライトへの二塁打、井端、森野は連続四球の1死満塁。巨人はここでゴンザレスをあきらめ、23試合連続無失点のセ・リーグ新人記録を更新した高木京がマウンドへ。代打・松井佑の三遊間への当たりは、坂本が好捕、二塁はアウトも三塁走者が還り1点差。だが、谷繁は空振り三振に倒れた。

 7回、浅尾は3人でピシャリ。2回無失点で役目を果たした。巨人は山口がマウンドに上がり、3者凡退。8回表に登板した中日・武藤も3人でピシャリ。

 8回、中日は先頭の和田が内野安打で出塁も、井端が併殺に倒れるなど、好機を生かせない。

 9回、中日は岩瀬がマウンドへ。高橋由を10球投げた末に空振り三振に切って取るなど3人で片付けた。その裏、巨人は西村が登板し、3者凡退。巨人は優勝へのマジックを「1」とし、最短で21日にも3年ぶり優勝が決まる。

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