斎藤佑に厳しい周囲の評価 自力での1軍昇格は絶望的

[ 2012年9月14日 07:10 ]

<日本ハム・JX-ENEOS>4回2死一、二塁、柳田の鋭い打球にグラブを出す日本ハム・斎藤

練習試合 日本ハム3―4JX―ENEOS

(9月13日 鎌ケ谷)
 不調のため2軍調整中の日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が13日、社会人チームのJX―ENEOSとの練習試合(鎌ケ谷)に先発し、6回10安打4失点で敗戦投手となった。

 降格後6戦で0勝5敗、防御率6・09。6月6日の広島戦(札幌ドーム)で勝利して以来、1、2軍含めて登板13試合で白星がない。

 精彩を欠く右腕に、周囲の評価は厳しい。この日降格後初めて斎藤の投球を見た栗山監督は「ミスしてはいけない場面もある。そういうところでやられるのはもったいない」と話した。

 今後の1軍登板については「すぐにということはないが、何か(1軍の先発陣のアクシデントや不調などが)あれば、行ける状態にはなっている」と説明。つまり自力での1軍昇格は絶望的となり、次回も2軍で21日の練習試合、JFE東日本戦(鎌ケ谷)に登板することになった。

 当初は2週間程度のリフレッシュ的な意味合いが強かった2軍生活。だが、投げれば投げるほど、1軍昇格は遠のいていくのが実情だ。開幕投手を担った男の試練の時期は続いている。

 ▼日本ハム・五十嵐2軍監督 段階的な手応えはあったとしても、まだ1軍にいくには足りない。

 ▼日本ハム・島崎2軍投手コーチ 勢いで抑える投手ではなく打者の反応を見るようなタイプだけど、今はその余裕がない。

 ▼日本ハム・加藤2軍投手コーチ 1軍に上がるのは周囲を納得させること。みんな頑張っている中で球自体が良くなっているから、とかそういうことではない。

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2012年9月14日のニュース