秋山、前夜の“借り”返す初サヨナラ弾!西武が首位守る

[ 2012年9月5日 20:47 ]

9回、サヨナラ本塁打を放ち、ナインに迎えられる西武・秋山(左から2人目)

パ・リーグ 西武2―1ソフトバンク

(9月5日 西武D)
 西武が秋山の右越え4号ソロ本塁打でソフトバンクに2―1で今季初のサヨナラ勝ち。60勝に到達し、パ・リーグ首位の座を死守した。

 1―1で迎えた9回、先頭の秋山は柳瀬の初球、125キロのフォークを捉える。「初めて打った瞬間に入るかなという手応えでした」と振り返った会心の打球は右翼席に飛び込んむサヨナラ弾。一塁を回って打球の行方を確認した背番号「55」は右手を突き上げガッツポーズ。本塁上ではナインの手荒い祝福が待っていた。

 前日(4日)は延長10回、3―5で競り負けた。柳瀬の前に空振り三振に倒れ、最後の打者となったのが秋山だったが、見事にその“借り”も返した。「中島さんが(本塁打を含む3安打と)すごく当たっていたので、何とか塁に出てつなごうと、積極的にいきました。今までになく興奮していて、よく分からない。優勝争いしている中で、打てたことはうれしい」。秋山の声が弾んだ。

 西武・菊池、ソフトバンク山田の両左腕の投手戦。先制を許しながらも7回に中島の13号ソロで追い付き、サヨナラ勝ち。。プロ2年目で初の劇弾はチームに大きな勝利をもたらした。

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