阪神 中村GM就任を発表 元監督に立て直し託す

[ 2012年9月5日 17:44 ]

 阪神は5日、球団史上初のゼネラルマネジャー(GM)に元監督の中村勝広氏(63)が就任したと発表した。この日、大阪市内で開いた球団取締役会で決定し、任期は1年。GM補佐には前阪神ヘッドコーチの木戸克彦球団本部付次長と嶌村聡球団副本部長が就いた。

 阪神は今季、主力の不振や若手の伸び悩みなどで5位と低迷。シーズン途中の異例の時期に、現場とフロントで経験豊富な中村氏に立て直しを託した。6日に記者会見する中村GMは球団を通じ「再建は待ったなしではあるが、チームを正確に分析し、尽力していきたい」と抱負を話した。

 中村氏は千葉・成東高―早大から1972年に内野手として阪神入り。82年に現役引退し、阪神で90年から95年途中まで指揮を執り、オリックスでも監督、GMを務めた。

 ▼阪神・南信男球団社長の話 タイガースの事情も人もよく知っているので、一番の適任。編成部門を統括してもらう。現場への指導や助言にも期待している。

 ▼阪神・和田豊監督の話 中村さんとは現役のころから監督と選手として、いろんな話をしてきている。知らない方ではないので、またいろんな話が出てくると思う。

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2012年9月5日のニュース