ダル14勝!6回2死まで完全も「どうでもいい」

[ 2012年9月5日 06:00 ]

<レンジャーズ・ロイヤルズ>7回を投げ終え、ベンチに引き揚げるレンジャーズのダルビッシュ

ア・リーグ レンジャーズ8―4ロイヤルズ

(9月3日 カンザスシティー)
 レンジャーズのダルビッシュが3日(日本時間4日)のロイヤルズ戦に先発し、7回3安打3失点で14勝目をマーク。07年にレッドソックス・松坂が記録した日本投手1年目の最多勝利数に王手をかけた。

 6回2死まではパーフェクト。しかし、18人目の打者ジアボテラにフルカウントから投じた外角スライダーがボールと宣告され、思わずしゃがみ込んだ。四球で完全試合の夢が途切れると、外野手が目測を誤るなど不運な安打も続き、この回3安打で3失点。それでも7回を87球で片付けた。

 「パーフェクトはどうでもいい。(四球は)最初はストライクかと思ったけど、後で映像を見直したら少しだけボールだった。打者も(自信を持って)僕の切れが足りなかったのかな」と試合後はサバサバ。ここ4試合は3勝1敗、防御率2・93と安定しており、記録よりもチームを勝利に導いた投球に「それには満足している」と語った。

 2回にメジャー自己最速タイの97マイル(約156キロ)をマークし、左打者へのカットボールも効果的だった。7月の球宴では登板機会がなかったカンザスシティーで「オールスター投手」の実力を見せつけた。

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