沢村 4日阪神戦で2桁勝利挑戦「大卒の最低ライン」

[ 2012年9月4日 06:00 ]

笑顔でウオーミングアップする巨人の(左から)江柄子、沢村、内海

 巨人・沢村は三度目の正直でW偉業に挑む。4日の阪神戦(甲子園)に先発する右腕は、10勝を前に2度の足踏み。「ここ2試合は自分の仕事をできていない。(2桁勝利は)大卒の最低ラインだと思っているので、あしたの試合で決めたい」と力を込めた。

 新人からの2年連続2桁は巨人では67年の堀内以来、45年ぶりの快挙だ。さらに今季のチームでは既に内海、杉内、ホールトンが2桁に到達。同年に4投手が到達すれば、斎藤、桑田、宮本、木田、香田の5投手が達成した90年以来となる。

 この日は短距離ダッシュや強めのキャッチボールで最終調整。昨年4月21日にプロ初勝利を挙げた思い出の甲子園での登板に「悪いイメージは持っていない。一人一人丁寧に投げたい」と意気込んだ。伝統の一戦で始まる6連戦の頭を、沢村が記録とともに勝ち取る。

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2012年9月4日のニュース