元ヤクルトの高津引退 今季限りで22年の現役生活に幕

[ 2012年9月1日 06:00 ]

2011年9月、優勝を決めガッツポーズする高津

 野球の独立リーグ、BCリーグ新潟の高津臣吾兼任監督(43)がプロ22年目の今季限りで現役を引退することになった。4日にハードオフ新潟で記者会見を行う。

 高津は昨季入団した新潟でも抑えを務め、2シーズン目の今季は兼任監督に就任。「指導者・監督業が7~8割で選手は残りの2~3割。プレーヤーとしては最後の年になると考えている」と現役引退を示唆しており、今季はここまで登板機会はなかった。指揮に専念することでチームを上信越地区前期優勝へ導き、若手投手陣を整備した後期も優勝目前となっている。

 高津は広島工から亜大を経て、90年のドラフト3位でヤクルトに入団。主に抑えとして最優秀救援投手に4度輝き、2003年まで活躍した。04年からはホワイトソックス、05年途中からメッツで投げて通算27セーブを記録。06年にヤクルトに復帰して2年間在籍した後は、韓国と台湾のプロ野球でもプレーした。286セーブは昨年6月に岩瀬(中日)に抜かれるまで、プロ野球最多記録だった。

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