山口 プロ野球史上初の5年連続60試合登板

[ 2012年8月31日 06:00 ]

<巨・中>プロ野球史上初の5年連続60試合登板を達成した巨人・山口

セ・リーグ 巨人9-3中日

(8月30日 郡山)
 鉄腕が金字塔を打ち立てた。6点リードの8回、巨人・山口が4番手でマウンドへ。23日のヤクルト戦(神宮)以来の登板に「間隔も空いていたので緊張した」としながら、1回を2安打無失点。プロ野球史上初の5年連続60試合登板を達成した。

 「数字というのは意識していないが、多くの試合に投げさせていただいてチームに貢献できているのがうれしい」

 05年の育成ドラフト1巡目で入団し、07年に支配下登録された。08年に67試合登板、防御率2・32で育成出身では初の新人王を獲得。右打者の外角へのシュートを習得した今季は、さらに凄みを増して佐々木主浩(現評論家)が持つ開幕から24試合連続無失点のリーグ記録に並んだ。そのシュートには杉内も「あの球はエグいよね」と思わずうなるほどだ。

 「ケガなく、よく投げてこられたなと思います。トレーナーの方が毎日、治療をしてくれたおかげ」と周囲への感謝を忘れない。「さらにさらに続けていってもらいたいですね」と原監督。山口が投げれば投げるほど、チームの白星も積み上がっていく。

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2012年8月31日のニュース