西武、天王山連勝で首位がっちり!雄星、8回1失点3勝目

[ 2012年8月29日 21:01 ]

日本ハムに連勝し、ナインを迎える西武・渡辺監督(左から2人目)ら

パ・リーグ 西武3―1日本ハム

(8月29日 札幌D)
 雄星と4番の一発でがっちり首位キープだ。西武の3年目左腕・菊池が日本ハム相手に8回3安打1失点の力投を見せ、今季3勝目を挙げた。打線も4番・中村がバックスクリーンへ決勝の21号2ラン。貯金を今季最多の10とし、2位・日本ハムとのゲーム差を2に広げた。

 「負けられない戦い、天王山とミーティングで話していた。自分の仕事をしっかりやろうと思った」。気合十分で臨んだ一戦は上々の立ち上がり。3回には連打と四球で1死満塁のピンチを招いたが、最少失点に留めた。「いかにストライクを先行できるか(が勝負)と(捕手の炭谷)銀仁朗さんと話していた」の言葉通り、早い段階で追い込みリズムを作った。4回以降は無安打投球だった。

 「前半戦なにもしてないので、後半戦、少しでも力になれれば。みんな疲れていて満身創痍。チームの力になりたい。ことし一番の出来だった」と胸を張った。3年前は高校NO・1左腕の看板を引っ提げてドラフト1位で入団。その後は伸び悩む時期もあったが、この日は頼もしい姿でマウンドに立ち、渡辺監督も「一皮むけたかな。プロらしい投手になってきた」と目を細めていた。

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