オリックス わずか2安打 7回1失点の木佐貫を見殺し

[ 2012年8月29日 06:00 ]

<ソ・オ>5回のピンチにマウンドに集まる木佐貫(中)らオリックスナイン

パ・リーグ オリックス0-1ソフトバンク

(8月28日 ヤフーD)
 オリックスは今季最少の2安打で今季9度目の零敗を喫した。そのうち4度が対ソフトバンク戦。借金は今季最多タイの18に逆戻りした。対摂津は今季4戦4敗。昨年10月9日(ヤフードーム)から5連敗。対ソフトバンクは3年連続負け越しが決定した。

 先発の木佐貫は初回2死一、二塁から小久保に中前適時打を献上。低めのフォークをうまく拾われた。再三走者を背負いながら粘りの投球を見せたが、初回の失点が重く響いた形だ。7回1失点、140球の粘投も実らなかった。右腕は「球数が多く、テンポが悪かった。野手も集中しづらかったと思う」と自身を責めた。

 打線は7回、先頭の川端が三塁強襲安打で出塁したが、続く後藤の左飛で一塁に戻れず。併殺で好機を逸した。二塁すら踏めなかった。今季は摂津に29イニングで4得点。防御率0・93と攻略の糸口すら見当たらない。小川打撃コーチは「木佐貫投手に申し訳なかった。それだけです」と言葉を絞り出した。9連戦初戦は重い空気が充満した。

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2012年8月29日のニュース