石井 42歳の決断「プレーヤーとしてはとっくに終わっていた」

[ 2012年8月27日 11:46 ]

記者会見で今季限りでの現役引退を表明し、目に涙を浮かべるプロ野球広島の石井琢朗内野手

 広島の石井琢朗内野手(42)が27日、広島市のマツダスタジアムで記者会見し、プロ24年目の今季限りでの現役引退を表明した。

 昨年10月に右膝を手術。今季の出場は28試合にとどまり、「僕の中ではプレーヤーとしてはとっくに終わっていたと思う」と石井。7月9日に出場選手登録を抹消され、その後は今季から兼任する野手コーチに専念。42歳になった25日に球団に引退を申し入れた。

 「今こういう会見をしているのは悔しいが、記録のために現役にこだわるのはチームのためにならない。若い選手が結果を出している中で邪魔をしたくない」と決断に至った心境を明かし、「一時的な感情で決めたわけじゃなく、自分の中では納得している」と語った。球団はコーチ就任を要請している。

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