サヨナラ打の筒香と抱擁の中畑監督「本当は熱い口づけを…」

[ 2012年8月26日 06:00 ]

<D・巨>10回1死一、二塁、サヨナラ二塁打を放ったDeNA・筒香(中央)はナインから祝福を受ける

セ・リーグ DeNA5-4巨人

(8月25日 横浜)
 宿敵を最高の形で倒し、興奮は収まらない。延長10回1死一、二塁。DeNA・筒香が左腕・高木康の初球のカーブをうまく拾った打球は、右翼手の頭上を抜くプロ初のサヨナラ打。歓喜の輪の中、中畑監督はヒーローを熱い抱擁で出迎えた。

 宿敵を最高の形で倒し、興奮は収まらない。延長10回1死一、二塁。筒香が左腕・高木康の初球のカーブをうまく拾った打球は、右翼手の頭上を抜くプロ初のサヨナラ打。歓喜の輪の中、中畑監督はヒーローを熱い抱擁で出迎えた。

 「目立つところで目立つ仕事をするのがスターの要素。本当は熱い口づけをしたかった。皆さんの前ではしません。後でします」。指揮官がはしゃいだのも無理はない。チームは今季2度目のサヨナラ勝ちだが、4月15日(ハードオフ新潟)に続き、またも巨人が相手。そして新球団となって横浜スタジアムでは初のサヨナラ勝ちだ。

 この日は「マシンガン打線」で98年に日本一に輝いたユニホームを着用し、一矢を報いた。「巨人を相手に勝つことが今年の一番の目標。まだ3つしか勝ってない」と中畑監督。最下位でも、首位いじめという最高の楽しみは残されている。

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2012年8月26日のニュース