引退表明後初スタメンで殊勲打!小久保「いい仕事できた」

[ 2012年8月21日 21:03 ]

7回2死一、二塁、ソフトバンク・小久保が左前へ先制打を放つ

パ・リーグ ソフトバンク4―0西武

(8月21日 西武D)
 パ・リーグ3位のソフトバンクが西武を首位から引きずり降ろした。序盤からソフトバンク・摂津、西武・岸の投げ合いでお互いに0行進。均衡を破ったのは今季限りでの現役引退を表明した小久保のバットだった。

 岸の前に6回まで無安打が続いていたソフトバンクだが、7回2死から長谷川が中前打で出塁。ペーニャが四球で一、二塁とし、打席には小久保。2ボール1ストライクから速球を3球ファウルして7球目、外角高めのスライダーにうまく対応。打球は左前適時打となった。

 「やっとできたチャンスを、しっかり点につなげられて良かった。久しぶりのスタメンでいい仕事ができた。疲れました」。9回にもダメ押しの左前適時打を放ち、14日の引退発表以来、初の先発で存在感を示した。

 「どうせなら、惜しまれてやめたい。1試合でも多くヒーローインタビューを受けたい」と小久保。これでチームは6連勝。「これからも連勝を伸ばして首位に追いついていけるように頑張ります」。目指すは2年連続の日本一。キャプテンが最後の力を振り絞ってチームをけん引する。

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