西武・涌井 球団史上初の最多勝&最多セーブ狙う

[ 2012年8月21日 08:30 ]

 4年ぶりのリーグ優勝に向け、西武の守護神・涌井が球団史上初のWタイトルを狙う。今季は35試合に登板し、15セーブ。リーグトップの20セーブを挙げているロッテ・薮田に、5差と迫っている。07、09年には最多勝を獲得しており、過去、球界で5人しかいない最多勝と抑えのWタイトルを十分に狙える位置にいる。

 涌井は現在の役割について「やりがいがある」と話しており、今後もフル回転をいとわない意向だ。

 今季は5年連続で開幕投手を務めたが、不振続きで開幕3連敗。4月16日に出場選手登録を抹消され、無期限2軍を通告された。しかし、渡辺監督が5月3日からストッパーへの配置転換を決断。長年の懸案事項だった守護神不在が解消され、チームは最大11ゲーム差の最下位から、ついに今月19日に首位に立った。杉本投手コーチは「セーブ王を獲れたらいいね。それだけチームが勝っているということだし」と、今後もセーブがつく場面では涌井を登板させる意向を示した。涌井のWタイトル獲得が現実味を帯びてくれば、それだけチームの優勝もグッと近づく。

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2012年8月21日のニュース