8強の夢あと一歩…仙台育英「自分たちの力出し切れた」

[ 2012年8月20日 06:00 ]

<作新学院・仙台育英>ベンチの前に座り込んで号泣する小杉主将(右)ら仙台育英ナイン

第94回全国高校野球選手権大会3回戦 仙台育英2―3作新学院

(8月19日 甲子園)
 仙台育英は94年以来、18年ぶりの8強進出の夢は、あと一歩のところで絶たれた。

 初回に石巻市出身の星が先制打を放てば、1―2の2回には東日本大震災による津波で自宅が全壊したエース渡辺が同点ソロ。渡辺が7回に失策絡みで力尽きたが「8強には進出できなかったけど、地元にはいい報告ができると思う」と話した。震災後、未勝利だった宮城代表として勝利を届ける使命は果たした。星も「負けたけど、自分たちの力は出し切れた」とすがすがしい表情だった。

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