全然見えない…常総学院 覚悟していた19K それより悔しい守備の乱れ

[ 2012年8月16日 13:15 ]

2回戦で敗退し、涙を拭いながら引き揚げる伊藤(右端)ら常総学院ナイン

第94回全国高校野球選手権大会第8日2回戦 桐光学園7―5常総学院

(8月16日 甲子園)
 「全然見えない」。桐光学園・松井の前に19三振を喫したものの、5点を奪った常総学院。最後まで松井の縦のスライダーに手を焼いた。

 1回戦でも対戦した今治西(愛媛)の各打者が「消える」と表現したスライダーに苦しめられ、さらにこの日解禁したチェンジアップにも手を焼いた。

 「あれくらい三振を取られるのは覚悟していた」と常総学院の佐々木監督。それでも「スライダーを落ちる前に打て」という指示が実り、6安打で5点を奪い、松井に意地を見せつけた。

 悔やまれるのは守備の乱れで無駄な失点が多かったこと。「最後まで響いた」と打てなかったというより、守りの破綻で敗れたことに悔しさがこみ上げた。

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2012年8月16日のニュース