松井 また奪三振ショー 19Kで工藤公康氏の記録31年ぶり更新

[ 2012年8月16日 12:50 ]

常総学院戦に先発した桐光学園・松井

第94回全国高校野球選手権大会第8日2回戦 桐光学園7―5常総学院

(8月16日 甲子園)
 1回戦に続き、桐光学園の左腕松井の三振ショーが止まらなかった。甲子園は松井が登板した直後に満員札止めに。高校野球を盛り上げるニューヒーローに注目が集まった。

 初回、まず先頭打者を見送り三振に仕留めると、2回から4回1死まで5者連続。「消える」と評されたスライダーに加え、この日はストレート勝負が目立ち、最速は145キロをマークした。

 5回の時点で2試合連続2ケタの10奪三振を記録。結局毎回の19三振を奪い、2試合計41三振となり、81年の名古屋電気(現、愛工大名電)の工藤公康投手(元西武)が記録した2試合37三振(延長戦を含む)を31年ぶりに抜き、74年の金属バット導入後では新記録となった。

 また、2試合連続の毎回奪三振は82回大会で浦和学院の坂元が記録して以来、史上5度目。

 しかし、8回に足で揺さぶられると力み、3点を失うなど計5失点。3回戦以降に課題を残した。

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2012年8月16日のニュース