10者連続三振も新記録 松井「ちょっとできすぎでした」

[ 2012年8月9日 16:19 ]

<今治西―桐光学園>最最後の打者を空振り三振に仕留め、22奪三振の大会新記録をマークした桐光学園の松井
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第94回全国高校野球選手権大会1回戦 桐光学園7―0今治西

(8月9日 甲子園)
 大会屈指の左腕・桐光学園の松井が10連続を含む毎回の22三振を奪い、大会新記録を打ち立てた。

 大阪桐蔭の辻内(現巨人)らが記録した19個に8回で並ぶと、9回にも3個を奪って新記録を樹立。1メートル74の2年生左腕は「ちょっとできすぎでした」と快挙にはにかんだ笑顔を見せた。

 「調子自体が良かったので、ストレートで押していった」と140キロ台の直球と鋭い変化球を低めに集め、1回に3三振を奪うと、5回までは今治西を無安打に抑える快投。6~9回には10者連続三振を記録し、1926年(大正15)の第12回大会で和歌山中の小川正太郎が記録した連続奪三振記録(8連続)も更新した。

 ノーヒットノーランは「途中まで意識していた」という松井。6回に初安打を許した際には「ちょっと悔しかった」というが、気持ちを切り替えて10者連続三振につなげた。

 今治西の大野監督は「松井くんにねじふせられた」と言葉少な。松井は「今日は良かったが、歴史に恥じないようにこれからも勝っていきたい」と最後まで謙虚だった。

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