186球目で力尽きた エース出口「全て相手が上だった」

[ 2012年8月9日 15:05 ]

<盛岡大付―立正大淞南>6回表立正大淞南2死三塁、渡辺を空振り三振に仕留め、雄たけびを上げる盛岡大付・出口

第94回全国高校野球選手権大会1回戦 盛岡大付4―5立正大淞南

(8月9日 甲子園)
 岩手大会決勝で花巻東の160キロ右腕大谷を攻略し、その勢いで甲子園初白星を目指した盛岡大付はエース出口が力尽きた。粘りの投球を続けていたが、186球目の真っすぐが高めに浮き、勝ち越し打を許した。188球の熱投が実らなかった左腕は「全ての点で相手が上だった」と潔く敗戦を受け入れた。

 攻撃でも「高校では初めて」というヘッドスライディングを2度試みるなど執念を見せたが、勝利はならず。ユニホームを泥で汚した背番号1は「(甲子園は)やっぱり厳しい場所でした」と悔しさをにじませた。

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2012年8月9日のニュース