中畑監督 猛抗議「信じられないから来てるんだ!」

[ 2012年8月6日 06:00 ]

<D・巨>長野(右)の内野安打の判定を巡り、杉本一塁塁審(中央右)に抗議するDeNA・中畑監督(左は後藤)

セ・リーグ DeNA1-2巨人

(8月5日 横浜)
 怒りの猛抗議も実らず巨人戦6連敗で、今季ワーストを更新する借金26。DeNA・中畑監督は「悔しい!本当に悔しいし、むなしい。野球ってこんなもんだろうけど…。あれは振り返りたくない。振り返るだけでも腹立たしい」と一気にまくしたてた。

 問題のシーンは5回2死二塁での守備。長野の二ゴロを捕球した内村が握り直して一塁に送球した。タイミングはアウトに見えたが判定はセーフ。指揮官は血相を変えてベンチを飛び出して杉本一塁塁審に詰め寄った。「“私の目を信じてください”と言われたけど、信じられないから(抗議に)来てるんだ!」。この回、先頭・古城の遊撃へのゴロも一塁が微妙なタイミングでセーフに。立て続けの不可解な判定が許せなかった。

 その直後の2死二、三塁で、先発・三浦が松本哲に左翼・ラミレスの前にポトリと落ちる安打を許して2失点。完全に詰まらせたが、まさに不運が重なり、この失点だけで敗れた。「負けた気がしない。(三浦)大輔はよく頑張った。(実質)完封だよ」と指揮官。高田繁GMの「ジャッジはどうしようもない。下手なんだから、しようがない」との声がむなしく響いた。

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