マー君 連敗止められず…星野監督「田中で3つ勝ててない」

[ 2012年8月6日 06:00 ]

<日・楽>4回、3点を奪われ落胆の表情でベンチへ戻る楽天・田中

パ・リーグ 楽天3-3日本ハム

(8月5日 札幌D)
 エースでも止められなかった。06年7月以来の9連敗は免れたが、結果は引き分け。8回で今季最多の138球で3失点だった楽天・田中は「(4回に)四球、四球でガツンと点を取られたのは情けない…」と唇をかんだ。

 4回、2四球も絡んで金子誠に2点二塁打を浴びるなど一気に3点を失った。5回以降は立ち直ったが、味方の援護も3点で引き分けに持ち込むのが精いっぱいだった。
 田中にとって北海道は駒大苫小牧で3年間を過ごした思い出の場所。札幌ドームは過去6試合で4勝1敗、防御率1・48の好成績だった。しかし8連敗は7月18日のロッテ戦(QVCマリン)、田中の先発から始まっている。「(連敗中に)田中で3つ勝ててないからな」とした星野監督だが「先に3点を取られて、よく同点に持ち込んだ」と前向きに捉えた。「5回以降はどんどん攻めることができた」と田中。残り54試合でAクラス争いをするためにも、1日も早く連敗を止めたい。

 ≪ドラフト制以降では3人目≫田中(楽)が今季奪三振数を101に。高卒1年目から6年以上連続で100奪三振は、16年の金田正一(国鉄→巨人=50~65年)を筆頭に田中が8人目。ドラフト制以降では13年の鈴木啓示(近鉄=66~78年)、10年の江夏豊(阪神→南海=67~76年)に次ぎ3人目となった。

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2012年8月6日のニュース