愛工大名電 11回熱投!浜田、甲子園でリベンジだ

[ 2012年7月30日 06:00 ]

<東邦・愛工大名電>延長11回、東邦に競り勝ち浜田(中央)を中心に歓喜の輪をつくる愛工大名電ナイン

愛知大会決勝 愛工大名電3―2東邦

(7月29日 岡崎市民)
 最後の打者を空振り三振に仕留めても、愛工大名電のエース・浜田は、小さくガッツポーズをしただけ。これからが本当の戦いであることを強調した。

 「まだ通過点。光星学院(青森)を倒すことが目標だから」

 昨秋の明治神宮大会決勝、今春のセンバツ準々決勝ともに、光星学院に打ち込まれた。高校生No・1左腕を、「負けたままでは終われない」という思いが支えてきた。

 勝負球が甘く東邦に2点の先行を許したが、粘り抜いて11回、152球を投げて10安打2失点で完投。延長11回にこの日最速の146キロを記録するなど尻上がりに調子を上げ、「自分に任せろという気持ちだった」という。倉野光生監督も「潜在能力の高さを、つくづく感じた」と最敬礼だった。

 ◆愛工大名電(愛知)1912年創立。OBにヤンキースのイチロー。

 ▼中日・山崎(87年卒OB)今年は名電の創立100周年で、どうしても甲子園に行きたかったと思う。自分も行ってほしかった。

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