成立学園 不振の主将 監督の「やってくれるはず」に応えてサヨナラ打

[ 2012年7月29日 15:24 ]

東東京大会決勝 成立学園4―3国士舘

(7月29日 神宮)
 粘り強く戦う。成立学園のモットーが発揮されての初の甲子園切符だった。

 9回に2点リードを追いつかれた直後のサヨナラ劇。岩倉高が1984年春の選抜大会決勝で清原、桑田を擁するPL学園を破った時の優勝メンバーでもある菅沢監督は「うちらしく粘り強い野球をしようと言っていた。まだ実感がありません。信じられない気持ち」と興奮さめやらぬ様子だ。

 見目主将が決めた。準決勝まで結果が出ていなかったが、菅沢監督は「キャプテンだから、やってくれるだろう」と伝令を出すことなく打席に向かわせた。そんな指揮官の信頼に応えた見目主将。「何とか1本打ってやろうと思っていた。ここまで支えてくれた人たち、監督、コーチのおかげ」感謝の言葉を口にしていた。

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2012年7月29日のニュース