畠山 故郷・岩手で凱旋弾!「特別な気持ちでベース一周」

[ 2012年7月23日 19:09 ]

4回全セ無死、畠山が右越えにソロを放つ。捕手嶋
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マツダオールスターゲーム2012第3戦  全パ―全セ

(7月23日 岩手県営)
 故郷・岩手に錦を飾る一発だった。岩手県営野球場での球宴第3戦に「4番・一塁」でスタメン出場した畠山(ヤクルト)は、4回の第2打席で塩見(楽天)から右中間へソロ本塁打。「シーズン中よりも特別な気持ちで(ベースを)一周しました」と笑顔を見せた。

 全パの2番手、塩見(楽天)との対決は全5球ストレート勝負。カウント2―2から外角高め、140キロを叩くと、打球は地元ファンの声援に後押しされるように右中間席へ吸い込まれた。レフトポール際への大飛球がファウルとなった時にはため息に包まれた球場が大歓声に変わる。全セの選手たちも大喜びでベンチを飛び出し、畠山を迎えた。

 岩手・花巻市出身の和製大砲は、専大北上時代から2000年にドラフト5位でヤクルトに入団。慣れ親しんだ舞台での球宴をずっと心待ちにしていた。全セの高木監督(中日)も球宴前から「盛岡でゲームがあるし、畠山には出てもらわんとね」と明言し、期待を寄せていた。「両親や家族も招待します。全力プレーを見てほしい」と宣言。その言葉通り、岩手の空に凱旋アーチをかけた。

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2012年7月23日のニュース