横浜隼人「小小コンビ」で１６強　小高と小室で５安打

＜横浜隼人・鶴嶺＞今夏初スタメンで３安打を放った横浜隼人・小室（左）

神奈川大会４回戦 横浜隼人１０―１鶴嶺

（7月22日 平塚）
　ようやく役者がそろった。横浜隼人の２番・小高と３番・小室の「小小コンビ」が、１６強入りに貢献した。小高が２安打を放てば、今夏初スタメンの小室は３安打。水谷哲也監督は「オフェンスリーダー２人がしっかり仕事をしてくれた」と目を細めた。

　開会式翌日の９日、小室は練習中に腰を痛めた。仲間には「まだ出なくていい。力を残しておけ」と言われ、３回戦まではベンチスタート。ストレッチや電気治療などで患部をケアし、２日前に打撃練習を再開した。「練習できないつらさがあったからこそ、今は楽しいと思える」。試合に出られる喜びをバットにぶつけた。

　２回には２、３番の連打で３得点を演出。小高は「小室が入って楽になった」と信頼感を口にした。０９年以来の甲子園へ、仲良しコンビがけん引する。