佐世保実 延長10回サヨナラで8年ぶり甲子園切符

[ 2012年7月23日 06:00 ]

<佐世保実・長崎商>延長10回2死二、三塁、左前にサヨナラ打を放ちナインと喜ぶ佐世保実・山口晃(右から2人目)

長崎大会決勝 佐世保実2―1長崎商

(7月22日 長崎県営)
 佐世保実は準決勝に続くサヨナラ勝ちで8年ぶりの切符をつかんだ。この日誕生日だったエース・木村は試合前の円陣で「誕生日なので“勝ってくれ”」とゲキ。緩急を使い分けるテンポの良い投球で9回まで4安打11奪三振で1失点と好投し、味方の援護を待ち続けた。

 打線は、打者ごとに左右の投手を使い分ける小刻みな継投策に出た長崎商を打ちあぐねていたが、1―1の10回2死二、三塁で5番・山口晃が三塁の横を破る安打を放ち、試合を決めた。清水央彦監督は「もう少し早く点を取ってあげたら良かった。最後まで諦めずによく頑張ってくれた」と選手を褒めた。

 ◆佐世保実(長崎) 1966年創立。ヤクルトの川島慶三がOB。

続きを表示

2012年7月23日のニュース