“二松学舎の西郷どん”秦２戦連発「憧れの場所で幸せ」

＜二松学舎大付・日大一＞２試合連続本塁打を放った二松学舎大付・秦

東東京大会５回戦 二松学舎大付５―４日大一

（7月21日 神宮）
　「二松学舎の西郷どん」がチームの窮地を救った。１点を追う８回１死。１年生ながらスタメン出場を続ける秦が、左中間席へ豪快なアーチを放った。

　４回戦の日大豊山戦に続く２戦連発の離れ業に「深いところだったのでどうかなと思っていました。塁審の方が手を回していたので、入ったのが分かりました」と人懐っこい笑顔を見せた。

　市原勝人監督が「西郷さんみたい」と評する右の大砲。１メートル８３、１０８キロで入学も、厳しい練習で現在は９７キロとなったが、パワーは健在だ。「男気が好き」と元オリックスの清原和博氏を目標に掲げる１５歳の一打で勢い付いたチームは、９回サヨナラ勝ちで２年連続の８強入り。秦は「（神宮での試合は）憧れの場所ですし幸せ。このまま流れに乗って甲子園に行きたい」と目を輝かせた。