斎藤“初先発”は3回3失点…ノリに被弾は「仕方ない」

[ 2012年7月20日 20:00 ]

3回を投げ終え、悔しそうな表情を見せる全パ先発の斎藤
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マツダオールスターゲーム2012

(7月20日 京セラD)
 初のファン投票1位で第1戦の先発マウンドに上がった日本ハム・斎藤。昨年に続く夢舞台に「去年は緊張しっぱなしだった。きょうも緊張はしたが、いい感じで投げられた」と振り返ったが、予定の3回を投げ終え、ベンチに戻る際には悔しさを表情に浮かべていた。

 初回は難なく全セ打線を封じた。先頭の長野を3球勝負で空振り三振、鳥谷、ラミレスをニゴロと、わずか6球で仕留めた。だが、2回に“ひと振り”で状況は一変した。1死からバレンティンに初安打を許し、打席には中村。「小さい頃からテレビで見ていた」という、かつての“いてまえ打線”の主砲への初球、真ん中高めの直球を豪快にフルスイングされ左翼席へと運ばれた。

 3回にも1失点し予定の3回を49球、6安打3失点。「(中村には)あれだけきれいに打たれたら仕方がない。打たれたボールは甘かったけど、他の打者に対しては手応えあった」。悔しさはある。しかし、結果以上の貴重な経験を積んだ斎藤は、しっかりと前を向いていた。

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2012年7月20日のニュース