広島スカウト部長 大谷は打っても「20年に一人の打者」

[ 2012年7月20日 06:00 ]

岩手大会準決勝 花巻東9-1一関学院

(7月19日 岩手県営)
 ネット裏の日米12球団のスカウト陣も、花巻東・大谷の160キロに驚いた。

 広島・苑田聡彦スカウト部長は「春より足を上げたときのバランスが良くなった。春はそこから上体が突っ込んでいたけど、いい形が多くなってきた」と技術面の進歩を認める。

 さらに「打者としても日本一になる素材。軸がしっかりしているし、20年に一人の打者」と、この日も2安打を放ち、今大会通算14打数7安打の打撃も高評価。スカウト陣のスピードガンでは西武の157キロが最速だった。

 また、大リーグからはドジャースに加えマリナーズも視察。山本泰スカウトは「打っても投げても高校生ではNo・1」と話した。

 ◆米国の160キロ超え高校生 今年6月のドラフトでナショナルズの1巡目指名を受けた18歳右腕ルーカス・ジオリトは最速100マイル(約161キロ)を誇るが、3月に肘のじん帯を負傷して150キロ台に落ちた。09年ドラフト全体1位でナ軍入りした最速103マイル(約166キロ)のストラスバーグの高校時代の最速は91マイル(約146キロ)。

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2012年7月20日のニュース