広島・野村監督 続投へ!Aクラスターンを評価

[ 2012年7月20日 06:00 ]

15年ぶりのAクラスターンが評価され、来季の続投要請が行われる広島・野村監督

 広島の松田元オーナー(61)は19日、広島市内で今季1年契約の野村謙二郎監督(45)に来季も指揮を執らせる方針を明らかにした。同オーナーは野村監督の就任4年目となる来季続投を問われ、「当然、そうじゃろう。(前半戦の成績には)満足しとるよ。ほか(の候補)は何も考えていない」と答えた。

 昨季まで2年間でともに5位だった野村監督は今季、前半戦を勝率5割の3位で折り返した。主砲・栗原が4月下旬に右肘痛で離脱し、その後も東出が右手中指骨折、ニックも左膝前十字じん帯損傷と主力に故障者が相次いだ。その中でも3年目の堂林、4年目の岩本の野手陣、さらに投手でも新人の野村ら若手が活躍し、一時は借金11を抱えながら勝率5割まで巻き返した。

 これまで1年ごとに契約を更新しながらも野村監督の長期契約を視野に入れている同オーナーは「去年、おととしとは違う。違う選手が台頭してきているということは、練習の仕方や見る目など、選手をいろいろな手法で育てている。(チームが)劇的に変わりよるから面白いよ」と評価した。

 同オーナーの事実上の続投要請に、野村監督は「今はシーズンに集中しているので僕からは何も言えない」と話すにとどめたが、その視線は15年ぶりのAクラス、そして初のクライマックスシリーズ(CS)進出を捉えている。

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2012年7月20日のニュース