ヤクルト 今秋ドラフトで菅野獲り参戦!

[ 2012年7月20日 06:00 ]

ヤクルトが今秋のドラフトで指名を検討している東海大・菅野

 ヤクルトが今秋ドラフトで浪人中の157キロ右腕、東海大・菅野智之投手(22)を1位指名することを検討していることが19日、分かった。鳥原公二チーフスカウト(57)が明かした。菅野には相思相愛の巨人が今ドラフトでも1位指名を表明。DeNAなど数球団も獲得に興味を示す中でヤクルトが敢然と名乗りを挙げた。

 「やっぱり即戦力投手が欲しい、という視点で考えたときに菅野君を外すことはできないということ。となると1位でなければ獲れませんから」と鳥原チーフスカウト。ヤクルトはこれまでドラフト1位候補として花巻東・大谷ら将来性豊かな高校生を中心にリストアップしていたが、現場の強い意向もあって即戦力投手獲得へ方向転換。鳥原スカウトは球団首脳とも確認の上、菅野がNo・1投手であると判断し、あらためてリストの最上位に置くことを決めた。

 昨秋ドラフトでは伯父の原監督率いる巨人と相思相愛の菅野に対し、ヤクルトは1位指名を見送った。ただ菅野を1位指名した日本ハムが巨人との抽選の末、交渉権を獲得。菅野は入団を拒否して浪人という道を選び、再びドラフトの対象選手となった。今後はドラフト直前まで菅野を徹底マークし、動向や周辺状況を含めて調査を続ける。

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2012年7月20日のニュース