PL初の「親子主将」松山で圧勝 父は元オリ秀明氏

[ 2012年7月16日 06:00 ]

<PL学園・みどり清朋>2回2死満塁、左越えに走者一掃の3点適時二塁打を放つ松山

大阪大会2回戦 PL学園9-0みどり清朋

(7月15日 久宝寺)
 これが本来の「PL」だ。12安打9得点の圧勝劇。元オリックスの松山秀明氏の長男・和哉は「とにかく自分が出塁して、好機をつくろうと思った」。1番打者として打線をけん引し、気持ち良さそうに汗をぬぐった。

 4―3と苦戦した初戦の登美丘戦の打順は2番。この日は「主将にノビノビと打線を引っ張ってもらいたい」という河野有道監督の意向で1番に抜てきされ、期待に応えた。得点にはつながらなかったが、初回は右前打、2回2死満塁では、左翼線へ走者一掃二塁打を放った。さらに6点リードの6回には先頭で二塁打を放ち、コールド勝利をたぐり寄せた。

 父は桑田、清原の「KK世代」で主将を務め、現在は韓国でコーチ業をこなしている。「試合後には連絡するようにしているので“前の試合より、しっかりできた”と報告します」。PL学園史上初の「親子主将」。父は3年夏に全国制覇を成し遂げた。最後の夏に、息子が父の背中を追う。

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2012年7月16日のニュース