元巨人・門倉 決勝弾浴びた…1メートル93巨体小さく

[ 2012年7月16日 06:00 ]

<トヨタ自動車・JR北海道>7回2死一塁、トヨタ自動車・坂田に決勝2ランを浴び、ぼう然とするJR北海道・門倉

第83回都市対抗野球1回戦 JR北海道2―4トヨタ自動車

(7月15日 東京D)
 2―2の7回、JR北海道のマウンドに3番手の門倉が上がった。日本プロ野球通算76勝を挙げた右腕が、38歳で都市対抗に挑戦。スタンドは大きな拍手で迎えたが、結果は出せなかった。2死から死球で走者を出すと、6番・坂田への2球目の直球を勝ち越しの左越え2ランにされた。

 「高めに浮いてしまった。捕手の要求したところに投げられなかった。投手のミスです」

 2回2安打2失点、三振は1。最速は140キロ。試合後は1メートル93の体を小さく丸めた。負け投手となるホロ苦いデビュー戦。中日、巨人など国内4球団、そして米国、韓国と渡り歩いた経験を伝えるため、東北福祉大の同期が指揮を執る北海道・伊達聖ケ丘病院に加入。今大会は補強選手として出場した。「いい雰囲気を味わわせてもらった。もう一度頑張る」。野球伝道師はそう力強く言った。

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2012年7月16日のニュース