阿部 中日に19試合ぶりの黒星付けた「飛ぶ球になっていたのでは」

[ 2012年7月14日 18:22 ]

9回巨人1死一、三塁、代打阿部が左中間に逆転の2点二塁打を放つ

セ・リーグ 巨人2-1中日

(7月14日 ナゴヤD)
 1点が遠かった巨人打線。代打出場の阿部が一振りで試合をひっくり返してみせた。1死一、三塁で打席に立ち7球目。「(高めにきたから飛び付いた」と浮いたスライダーを泳ぎながら左へ運んだ。「思ったより飛んだ。飛ぶ球になっていたのでは」と冗談を交えて振り返った当たりは、背走する左翼手を越えていった。

 「ワンチャンス(で決まる流れ)だと、ベンチから見ていた」と阿部。そのワンチャンスをものしての逆転勝利。「とにかく勝ててうれしい」と笑顔を見せた。

 前日は1点を守り切れずにドローに終わったが、この日は1点を追う立場からの鮮やかな逆転劇。中日とのゲーム差を今季最大の4に広げるとともに、中日に、本拠地ナゴヤドームでの19試合ぶりの黒星を付けた。「(連勝記録は)知っていたが、勝つのは難しかった」と打のヒーロー。最後も「勝てて本当によかった」と胸をなでおろしていた。

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2012年7月14日のニュース