三浦学苑 秋山、初回だけ四球で13K準完全

[ 2012年7月12日 06:00 ]

<三浦学苑・寒川>7回参考のノーヒットノーランを達成した三浦学苑・秋元

神奈川大会1回戦 三浦学苑2―0寒川

(7月11日 伊勢原)
 まさにワンマンショーだった。三浦学苑のエース秋元は、最後の打者からこの日13個目の三振を奪い、思わず表情を緩めた。寒川相手に初回の先頭打者に四球を与えただけの準完全試合だ。

 「気持ち良かった。最高。7回が終わった時にスコアボードを見て、まだ0だと。(ノーヒットノーランは)初めてで、まだ実感がないです」

 憧れの選手は藤川球児(阪神)。冬のトレーニングで体重は7キロ増の80キロ。球速は10キロ上がり、最速は138キロを計測するまでに成長した。春季大会では巨人、ヤクルトなど数球団のスカウトが視察。この日は8回を除く13奪三振に「打たせて取るタイプなので、こんなに取ったのは初めて。調子は良かったと思います」と、成長を自ら実感する快投だった。

 1―0の8回には自ら左越えにアーチを放った。高校通算20本目に「1点欲しかったので狙っていました。真ん中で“もらった”と思った。完璧でした」。夢はプロ野球選手。「そのためにも4強を目標に戦う。いけると思う」と自信の口ぶりで話した。

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2012年7月12日のニュース