ジョージア魂賞 名誉挽回弾の亀井&21戦無失点の山口

[ 2012年7月8日 06:00 ]

ジョージア魂賞を受賞し、記念撮影する(左から2人目から)東京コカ・コーラボトリング株式会社 ホセ・ルイス・カヨン代表取締役社長、亀井、山口、衣笠祥雄・選考委員

 チームのために最も貢献した魂あふれるプレーに贈られる「第3回&4回・ジョージア魂賞」の表彰式が7日、東京ドームで行われた。受賞者は第3回が巨人・亀井義行外野手(29)、第4回は巨人・山口鉄也投手(28)。選考委員の衣笠祥雄氏から記念の盾が手渡され、東京コカ・コーラボトリング株式会社のホセ・ルイス・カヨン代表取締役社長から副賞としてジョージア製品1年分(12ケース)と賞金30万円が贈られた。

 受賞の対象プレーは、亀井が5月3日の広島戦(東京ドーム)。同点で迎えた8回2死から左中間に決勝の1号ソロ本塁打。前日の同カードでは守備機会でミスを犯し、チームも敗れていた。名誉挽回の一発に「抜けるとは思っていたが、気持ちが(打球を)後押しした。きのうのきょうだったので、少しホッとしました」と振り返った。今月6日に左手親指付け根を捻挫したため、この日からリハビリを開始。「早く1軍に戻って、また皆さんの印象に残るようなプレーをしてチームに貢献したい」と力を込めた。

 山口は5月23日の西武戦(西武ドーム)だ。2点リードの9回無死一、二塁。完封目前に降板した杉内の後を受け、一打逆転のピンチでマウンドに上がった。四球で無死満塁とピンチを広げたが、続くヘルマンを三振、阿部を三ゴロ併殺。50年の2リーグ制以降では、球団新記録となる開幕から21試合連続無失点を達成した。チームも9連勝。「選んでいただいて非常に光栄です。阿部さんのミットを目がけて思い切り腕を振るだけでした」。久保、越智を欠く今季、抜群の安定感でブルペンを支え続ける左腕。工藤公康選考委員は「山口の安定した投球が巨人の快進撃を支えている」と絶賛した。

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2012年7月8日のニュース